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俺達のじゃすてぃす!!

ここはエンドブレイカーのPCカプリ(C19624)とジュリディア(c25867)のキャラブログ。超内輪ネタですが興味の有る方はどうぞ。

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今までの事

たまにはこういう事も書いてみようかなって。




俺は物心着いた時にはもう独りだった。
家族は居たと思う。でも、顔や声は殆んど覚えていなかった。


最近までずっと森に居た。森で生きて来た。
多分森で生活していた時間の方がずっと長いと思う。
その時の俺に人らしいと呼べる部分は、一冊の絵本だけだった。
後はそう、多分他人から見れば獣そのものだったと思う。

そんな俺でも声も顔も忘れたけれど、誰かと一つの約束をした事だけは覚えてた。


(必ず迎えに来るから、良い子で待っててね?ほら、このご本を読んでいれば直ぐだから)


確かそんな事を言われたと思う。その絵本は俺がとても気に入っていて、その人によく読んでもらっていた物だった。

俺は嬉々として絵本を受けとると、暫くはそれを読んで過ごした。

その時の俺は必ず迎えに来てくれるものだと一ミリだって疑わなかったよ。
結局その人は迎えに来てくれる前に亡くなってしまったらしいけれど。
その事実を知る瞬間まで俺は信じてた。

事実を知るまで8年かかったよ。

その人は俺を守る為に、俺の身代わりになったらしい。俺に良く似ていた人だったんだと。
俺を探し出してくれた義兄が教えてくれたんだけども。


心がこれっぽっちも成長していなかった俺は一度壊れた。

大人の体にいつの間にかなっていて、大事な人は自分の知らない間に永久に会えない所に行ってしまったんだから心だけとは言え6歳にはキツかったんだと思う。

俺は俺自身の成長を止めた。

義兄は何も言わなかったけれど、今の俺から見たらとても辛そうだった。


皮肉にも成長期に入ると俺の体はどんどん成長し、鏡を見ても自分と思えない位に強そうな、冷たそうな男の人になって行った。


それがあの人を忘れてしまう様で嫌だった。知らない男に変わって行く自分が堪らなく怖かった。

ますます俺は退行した。表面上は。


義兄は何とか俺の心を取り戻そうと走り回ってくれた。沢山優しくしてくれた。

でも、それが逆に嫌だった。苛々して堪らなかった。構わないで欲しかった。そのくせ義兄が忙しくて深夜に帰宅すると、怒鳴って暴れた。

俺は確実にちゃんと年頃の心に成長しつつあったみたいだ。



そして最近ようやく落ち着いて来て、遠征する義兄を見送れる様にもなったし、自分の足で好きな所へ行ける様にもなった。


外が怖くて堪らなかったけれど、今はお話しをする楽しさや人の暖かさを知ったよ。


何よりこんな俺を必要としてくれる人も居る。

義兄に憧れてガーディアンになったけれど、本当の意味で盾になる時が来たんだ。
もう、守って貰っていた俺は卒業しないとな。


とは言えこの喋り方は中々直せそうに無いけどっ!
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